王道の曲で

先日、7月23日、仙川フィックスホールにて私自身のピティナ・グランミューズの本選が終わり、おかげさまで本選第1位で来月にある全国大会の切符をいただくことができました。

 

今年はショパン作曲バラード1番で臨みましたが、この曲はピアノ曲の中でも王道中の王道、誰もが知っている曲で、数々の世界的なピアニストがリサイタルで弾き、ピアノの係わる全ての人が一度はその名演を見聞きし、自分の好きな演奏をイメージできるほどの曲。
でも、コンペとはいえ、今自分が一番弾きたい曲、そして心から気に入っている曲を弾いていくことの方が意味があるのではないか?と思い、恐らく点数の出難いであろうこの王道の曲を、結果を望まず弾こうと決意して臨んだ今年のコンペでした。


当日、弾き終えたら何の余力も残ってなくて、もとより結果を考えない選曲での挑戦だったので、初めて結果の貼り出しを待たずコメント用紙等は郵送の手続きをして帰宅しました。それだけに夜ピティナのウエブサイトの結果の欄を見て驚き、思わず大声で家族を呼んでしまいました(笑)。

 

音楽の神様からのプレゼント、19日の全国大会でもう一度弾くチャンスをいただいたので、更にショパンのポーランド魂を楽譜から読み取り、ショパンの音でショパンの音楽を演奏できるように演奏の内容を深めていきたいと思います。