好きこそものの・・・

この写真は先日、品川にあるスタインウエイ&サンズ東京に行って

きた時の写真です。書棚が扉になっている驚きの空間ですよ!

 

今日は中1のRちゃんのレッスンでした。

先月のコンクールから4週間、新しい曲はショパンのスケルツォ第2番。

コンクール明けだしどうかな?それに曲も難しいからどうかな?

弾いてくるのは半分くらいかな?それとも「ここまでしか見られませ

んでした。」と言うかな?と、読譜をどこまでやってくるか心配して

いたのですが・・・。

 

何と全部読譜してきました!

「どう?、読譜はどこまでできたの?」

「最後までです。」とRちゃん。さらっと言ってました。

その他にショパンの即興曲もやっているのにね。さすが!

 

スケルツォ2番は曲の始まりの部分から音の出し方が難しく、最初の

Bの音だけで10分、次のタラララッ、タラララッで15分と、内容が濃く

てなかなか先に進めないので、1時間のレッスンで全体の3/1ほどしか

レッスンできなかったのですが、レッスンが終わるとRちゃんが楽譜を

パラパラめくり始め、

「先生、ここ!この部分!すごく綺麗ですよね。私ここの部分が一番

好きなんです。」「ここ、いいですよね~。」

と目を輝かせて感想を話してくれました。

 

あぁ、Rちゃんは心底音楽が、ピアノ演奏が好きなんだなぁと感じる

瞬間!「そうよね~、わかるわかる!」と私。

生徒さんと音楽の話で共感できる・・・こんな嬉しいことはありません。

 

どんなに曲が難しくても長くても、その曲が好きだったり弾きたいと

いう気持ちがあれば、読譜も頑張れるもの。

正に好きこそものの上手なれです。

 

Rちゃん、帰り際に「先生、来週はあの箇所まで弾きますよね?」

のひと言にも微笑ましいやら可愛いやら。

今日一日、幸せな気持ちでした。