第10回全日本ジュニアピアノコンクール 全国大会

第10回全日本ジュニアピアノコンクールの全国大会が杉並公会堂にて、2月9日にC課程、10日にD課程が開催され、小学5年生のMちゃんが7位入賞、小学4年生のKちゃんが6位入賞をいただくことができました。おめでとうございます。お二人とも東関東ブロックで最優秀賞を受賞しての快挙です。

 

Mちゃんは年中さんから、Kちゃんは年少さんから、かれこれ5年通ってくださっている生徒さんです。MちゃんとKちゃん、通って下さっている地域もご兄弟、姉妹の構成も勿論違いますが、私はお二人の生徒さんの共通点があるように感じています。

 

それは、お母様がとても協力的で細やかにサポートして下さるということなのではないかと。MちゃんもKちゃんも月1~2回は一人でレッスンを受けているのでお母様がいつもご一緒される訳ではないのですが、お母様は常にレッスンでのお子様の状態に気を配って下さり、レッスン室に同席して下さる時はメモを取ったり、ある時はスマホでレッスン風景を撮って下さったり、またある時は楽譜(お母様の分)に私からの注意を書き込んで下さったりし、そしてそれをもとにお家に戻られてから次の週までの1週間の間、練習に反映して下さっています。

 

昨年の夏、Mちゃんがお母様のご実家に帰省された際、その時の練習風景をラインの動画で送って下さり、私が感想を返信したということがありました。

せっかく送って下さったのに申し訳ないと思いながら、私は複数の駄目だしを巻物のように長い文章で返信したのを覚えています。そんな私の指摘に対しても素直に受け入れて修正すべく練習して下さり、「こんなに熱心に、私の指導についてきて下さること」に心から感謝の気持ちでいっぱいになったことがありました。

 

Kちゃんのご家庭は、お姉さんがヴァイオリンを弾いていて、Kちゃんもヴァイオリンとピアノをやっているという音楽ファミリーです。

お母様は本当に音楽がお好きなのでは?と、いつも感じています。お母様がご自分の分の楽譜も用意してレッスンでの注意を書き込んで下さること、そしてそれを1週間の練習で修正し試行錯誤された様子が、Kちゃんの演奏から私には手に取るように感じることができます。お母様のサポートあってのKちゃんの上達だと私はいつも感じていて、感謝しています。
 
この度のMちゃん、Kちゃんの受賞は、生徒さん本人の頑張りと、そして長い年月に渡りいつも力強くサポートして下さっているお母様に感謝の気持ちを込めて、心から拍手を送りたいと思います。

おめでとうございます!!!